松の木の上のオレンジ色したオジサン顔

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写真はイスカ。
こいつの情報を最初に耳にしたのは昨年末で、オオマシコの撮影先でだった。オオマシコをガッツリ撮影してホクホクしてたところ、「山梨の○●林道にイスカが群で来てる。今ならバッチリ撮影できる」…同じような情報がインターネットにもチラホラ上がっている。ついでに言うとその林道はイスカの飛来地として有名で、さらにオオマシコも来るという。運が良ければ両方撮れる…(何とも都合の良い話だが、それって裏を返すと両方ダメということも有り得る)。だが今回は現地で実際に撮影してきたカメラマンの生情報ってこともあって、最低でもイスカは担保できるだろうと踏んで出かけた。だが結果はイスカもオオマシコも両方空振りという散々な結果となり、キバシリが撮影できたのが唯一の救いだった。

少し欲張ってチョイ珍しい野鳥を狙って遠征すると、実際こんなことはよくあることだ。下手すれば一回もシャッターを押さずに帰ってきたり、何十日も一枚も撮れない日々が続いたり、ましてブログなんかやってるとネタ不足と致命的な事態になる。この世界は情報とカネと時間をかけた人間の勝ち。俺みたいな貧乏サラリーマンは時間なし、情報なし、カネなしの一番不利な立場にいるわけだが、そんなことを嘆くくらいなら最初から野鳥なんか被写体にしなければいい。風景か花でも撮ってればネタ不足になることもなく平和にブログを更新できる(笑)。

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「○○の森にイスカがいるよ」…母親の様子を見に実家に帰ったタイミングで、またイスカの情報が入ってきた。情報の出処は地元で親しくしてもらってる野鳥カメラマン。この人の情報は信頼性が高い。だが鳥という生物の性質上、行けば必ず撮れるとは絶対言わない。一応撮影機材一式は持ってきていたけど、コレといった当てもなく適当にF潟辺りにでも行こうと思っていた。時期的にまだオジロワシがいる可能性も残っているし、最低でもタゲリが撮影できる。イスカのことは昨年口惜しい結果になったことは覚えていたけど、自分の中では完全に諦めていた。まずそんなに個体数の多い鳥ではないし、一ヶ所に長く定着するイメージもなかったからだ。それが今回の話では、その森にイスカの群が既に数週間定着しているという。

成功する可能性としては…60%くらいかなぁ(何の根拠もない数字)。行くだけ行くか。どうせダメ元だ。

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ここは久しぶりだ。野鳥撮影を始めたばかりの頃、ネットで見つけた情報でこの森のことを知って何度か通ったのだが、海岸林として赤松と広葉樹の入り混じったこの森は、だいぶマツクイムシにやられてスカスカになっていた。そんな所に野鳥なんかいるわけなくて、探鳥地としてはすっかりノーマークだった。

まず、よく水を飲みに来るというから、水場でイスカが来るのを待った。ところが待てど暮らせど(暮らしてないけど)一向に鳥の気配すらない。いるのはシジュウカラとエナガ。この時点で水場での待ち伏せは諦めて、森の中をグルグル回って探すことにする。装備は大砲じゃなくてサンヨン+1.4テレコンだから機動力に心配はない。ポイントは赤松の木。松ぼっくりがたわわに実っているのが目印で、イスカが来て松ぼっくりを食べていれば、ボトンボトンと齧りかけが落ちてくるはずだ…と思ってウロウロしていたら、赤松の木の下で「ボト」とけっこう大きな音がした。目を凝らしてよぉ~く探すと…いた。イスカだ。

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この鳥のために、はるばる山梨まで遠征して、散々な結果で帰ってきた。
それがこんな簡単に撮影できるとは。。。やっぱり因果な世界だなぁ。








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Commented by itohnori2 at 2018-03-13 16:40
こんにちは。
 1回目は残念でしたが、ご実家の近くで写せて良かったですね。
それもかなり近い距離で写せた様で解像度良く写っていて素敵です。
ラストのお写真ではイスカが松ぼっくりを抱えて居る様に見えますが、
この様にして中の実を食べるのでしょうか?
 此方の公園にも、数年前に飛来したことがありました。
その時、たまたま写せたのですが、私の苗字を知らない人からは
一時“イスカを写した人”と言われていました。(笑
此方ではバーダーにとって憧れの野鳥です。
Commented by ki43-oscar at 2018-03-13 20:59
> itohnori2さん
コメントありがとうございます。
松ぼっくりを抱えてるように見えるのは、本当に食べてる最中です。
バリバリと音を立てて齧ってましたよ。あのクチバシは伊達じゃないんですね。
撮影距離的に近かったのは確かですが、逆光気味で条件としては良くはなかったです。

>憧れの野鳥です。
やはりそうなんですね。
昨年晩秋~年末にかけての飛来情報でも大騒ぎだったようなので…
「イスカを写した人」で通ったということは、それだけの珍鳥だということでしょう。
大変名誉なことではないかと(笑)。
Commented by ironsky at 2018-03-13 21:30
こんばんは。
山梨の林道というと、冬場にたくさんのカメラマンが集まるところですね。
情報はたまに入りますが、行ったことがありません。
何せ遠いですから。

イスカは、お住まいの場所から、さほど離れていないところで撮影できたのですね。
私の住んでいる地域では、見ることのできない野鳥なので、うらやましい限りです。
Commented by ki43-oscar at 2018-03-14 00:37
> ironskyさん
イスカというと、昨年10月に銚子の方で観られたようですが。
既にネットで広く公表されている情報なので、そのまま載せます。
https://matome.naver.jp/odai/2148287803481260101/2150940689811794203
渡り鳥は神出鬼没で、こんな所に…というような場所に出現したりしますね。

山梨の林道は俺のアパートからも遠くて、出かけるにしても一種の賭けみたいなものです。
目と鼻の先にコマドリで有名な Y峠があって、そっちも何度か行きましたが
俺はいつも空振りで帰ってきます。あんまり相性良くないみたいで。。。(笑)。
by ki43-oscar | 2018-03-13 01:03 | 小鳥 | Comments(4)

この道は果てしなく、何処までも続く。 行こう、そして確かめよう。


by 烈風