「菊を戴く」「鳥の王」…あんたいったい何者だ?

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「日本最小の鳥」キクイタダキ。
この鳥の紹介分には、必ずこの文句が入る。小さな鳥ベスト3といえば、ミソサザイ、エナガ、キクイタダキの3種とされるのが一番多いようだが、これが時折エナガが外れてヤブサメになってる場合がある。俺の見た感じではエナガは間違いなくベスト3に入ってて、ミソサザイは言われてるほど小さいか?と思ってるのだが、実際どうだろう。メジロの方が小さく見える場合もあるし、よく分からない。

鷹の渡りと、海鳥を追いかけるのに明け暮れた今年の秋。小鳥類の撮影がスッポリ抜けていたことに気が付いて、その穴を一気に埋めるべく、新潟県某所に遠征した。狙いは特に決めてないが、小鳥の渡りのピークは10月だから、もう遅いと言えば遅いのだが、このまま何もしないのは気分が悪い。これから12月までは、夏鳥が抜けて冬鳥が入るまでの端境期で真夏ほどではないが鳥枯れの時期になる。でも春の渡りと違って秋はのんびりしてるというか、割とバラけているのが特徴だ。運が良ければ思わぬ鳥に会えることもある。それが今回キクイタダキに出逢えたわけだが、これはまったく予想外だった。

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頭の上に黄色い冠羽があって、これが菊の花びらを張り付けているみたいに見えるから「菊戴き(キクイタダキ)」菊と言えば日本の皇室の紋章だ。旧日本軍の兵器には必ず菊の紋章が入っていた。戦艦大和の艦首から三八式歩兵銃まで全部菊の御紋が入ってて、歩兵の命より菊の御紋の銃が大切だと言われたほどだ(現在の感覚からすればとんでもない話)。これが西洋では「黄金の宝冠」に見立てたのだろう、キクイタダキを「鳥の王」とする伝承があるという。似た話はミソサザイの時も紹介した記憶があるが、昔はキクイタダキはミソサザイの一種と見られていたようで、それで話の中で両種が混同されたんではないかと思う。昆虫のカマキリに食べられるとまで言われるほど小さな鳥が、世の東西で持ち上げられるとは不思議なことだ。







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Commented by itohnori2 at 2018-11-05 15:44
Ki43-oscarさん、こんにちは。
 キクイタダキが写せたのですね。
大好きな鳥で、お山の水場でも写せるはずの鳥ですが、今期は写せませんでした。
Ki43-oscarさんのお写真を拝見して羨ましく思いました。
お山の水場では夏に見られるので、当地では漂鳥になるのでしょうか。
新潟の平地で写されたのですか?
移動途中なのかも知れませんね。
多分滞在することはないのでしょうから、本当に鳥運が良いと思います。
Commented by ironsky at 2018-11-05 20:47
こんばんは。
キクイタダキ、良いですね。
なかなか頭のてっぺんを見せてくれないので、黄色の線が写せません。
さらには、ちょこまか動くので、追いかけるのが大変です。
Commented by ki43-oscar at 2018-11-06 22:00
> itohnori2さん
キクイタダキ、やっと写すことができました。
「一番小さな鳥」ってことだけで写したいと思ってましたが…
なかなか会うのが難しい鳥なんですね。
渡りを行う鳥ではないので、日本では「漂鳥」になるんでしょうね。
これは新潟の某公園で撮ったものですが、、、どうなんだろう、定着しないのかな?
Commented by ki43-oscar at 2018-11-06 22:02
> ironskyさん
キクイタダキは初めて見ましたが、エナガに負けず劣らず忙しない鳥ですね。。。
薄暗い中ちょこまか動くので、ブレブレ写真の量産でした。
この鳥は気に入っているので、もう少し追いかけてみたいと思ってます。
by ki43-oscar | 2018-11-05 00:34 | 小鳥 | Comments(4)

この道は果てしなく、何処までも続く。 行こう、そして確かめよう。


by 烈風