人気ブログランキング | 話題のタグを見る

右OK…左OK…

右OK…左OK…_b0371494_04573286.jpg

こんな所で出遭うとはな…まったく予想していなかった。杉の枝に停まってるのは間違いなくトラツグミだ。
嘴いっぱいに餌を咥えて、周囲をキョロキョロ…おそらく近くに巣があって、可愛いヒナに餌を持って行くところだ。

+++++

トラツグミといえば関東の都市部では「冬鳥」だ(と俺は思っていた)。朝鮮半島や大陸(満州、シベリア)で繁殖するトラツグミは海を飛び越える本当の渡り鳥らしいが、日本にいるトラツグミは「周年日本に生息する」というから、おそらく温かい季節は山にいる個体が冬に里まで下りてくるんだと思う。
育雛中の親鳥は警戒心が強くなる。これでもかというくらい時間をかけて周囲の安全を念には念を入れて確認して、やっと巣に戻る。計ったわけではないが、数十秒、もしかしたら数分を安全確認にかけている。
右OK…左OK…_b0371494_04573281.jpg

ここら辺は凄おおおおおおおおおおく難しい問題で、野鳥CMとしては営巣シーンに興味があるし、貴重な場面を撮影できるに越したことはないが、野鳥からすれば迷惑この上ないだろう。ただ野鳥によっては敢えて人間の近くで営巣することでカラスや猫やヘビなど外敵を近寄らせない作戦を取ることもある。最も身近な例で言えばツバメがそうだし、先日記事にしたトラフズクやチョウゲンボウなどもそう思えなくもない。野鳥にもしたたかな連中がいるようだ(笑)。

右OK…左OK…_b0371494_04573209.jpg

ただ環境適応性の高い種類なら器用に人間を利用することもできるだろうが、トラツグミを始めとする大多数の鳥たちはそんな器用なことはできないだろう。トラツグミは散々キョロキョロしたあと、やっと納得したのか森の中に飛んで行った。







Commented by itohnori3 at 2021-05-18 14:08
Ki43-oscarさん、こんにちは。
 トラツグミの枝止まりとは羨ましいですね。
地面に居ることが多いので、バーダーからは枝止まりが尊重されますよね。
しかも、餌を咥えているシーンは見たことがありません。
こちらでもお山の水場に夏に現れることがあります。
しかし、水辺で写すことが多くて、枝止まりは稀です。
今季も写せると良いのですが、…。
Commented by ki43-oscar at 2021-05-18 18:01
> itohnori3さん
こんにちは。
やはり夏は山の上にいるんですね。
トラツグミというと冬の鳥というイメージが強かったです。
枝止まりは俺も今回初めてでした。
何となくですが、ツグミというよりニワトリやキジに近いイメージがあったので(笑)。
そちらの水場で見られるとすれば、これからなんですね。
うまく出遭えると良いですね。
by ki43-oscar | 2021-05-18 00:01 | トラツグミ | Comments(2)